自己保持回路

検反機に備えられているコンタクタから異音がするということで、交換することになりました。


一見するとメインモータの正逆転切替用のコンタクタのようですが、配線をよくよく観察してみるとそうではないことがわかります。
そもそもインバータが搭載されていますので、メインモータの制御はそれに任せられるはずです。
検反機をチェックしてみて、操作スイッチがモーメンタリであることに気づきました。
ということで、このコンタクタはその「自己保持回路」を実現するためのものだと理解しました。
新品の可逆型のコンタクタを用意して、同じように配線すればこの検反機を再稼働できるはずですが、さすがに安直すぎます。
自己保持回路のためにこのサイズのコンタクタは必要ないでしょう。
きっちり回路を調べたうえで、リレーに置き換えることにしました。

かなりスッキリしたと思います。
もっと小型のリレーでもよかったかもしれませんが、入手しやすいものがよいと判断しました。
古い機械を今の技術で復活させられるとほっとします。
ベテランもまだまだ現役続行です。

信号灯

織機には他の産業機械と同様に、織機のステータスを作業者に知らせるための信号灯が備えられています。
その交換のご依頼を受けました。
交換対象は電球タイプ。
しかし今ではLEDタイプしかありません(たぶん)。
ここで問題が……。
暗点灯(暗電流)です。
過去にも故障した電球タイプの信号灯をLEDタイプのものに交換したことがあり、そのときは制御基板の回路を手直しして対応しました。
しかし今回はその方法は取りにくいので、他の方法で。
トライ・アンド・エラーです。

2024年(令和6年)仕事始

このたび石川県能登地方を震源とする大規模な地震により、お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災されました皆様に心からお見舞い申し上げます。

隣の県にいながら、今は一刻も早い復興を願うしかありません。
本年の仕事を粛々と始めます。

令和5年仕事納め

事務所の大掃除を行い今年の仕事を終了いたしました。
おかげさまで、大きなトラブルもなく一年を過ごすことができました。
年明けは1月5日(金)からです。
みなさま、よいお年をお迎えください。

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