自己保持回路

検反機に備えられているコンタクタから異音がするということで、交換することになりました。


一見するとメインモータの正逆転切替用のコンタクタのようですが、配線をよくよく観察してみるとそうではないことがわかります。
そもそもインバータが搭載されていますので、メインモータの制御はそれに任せられるはずです。
検反機をチェックしてみて、操作スイッチがモーメンタリであることに気づきました。
ということで、このコンタクタはその「自己保持回路」を実現するためのものだと理解しました。
新品の可逆型のコンタクタを用意して、同じように配線すればこの検反機を再稼働できるはずですが、さすがに安直すぎます。
自己保持回路のためにこのサイズのコンタクタは必要ないでしょう。
きっちり回路を調べたうえで、リレーに置き換えることにしました。

かなりスッキリしたと思います。
もっと小型のリレーでもよかったかもしれませんが、入手しやすいものがよいと判断しました。
古い機械を今の技術で復活させられるとほっとします。
ベテランもまだまだ現役続行です。

work

前の記事

信号灯