LS-W1.0TGL/R1ダウン #6
まずはLinuxマシンを用意しなければなりませんでした。
あいにく手元にLinuxマシンはありませんでしたので,KNOPPIXを使うことにしました。改めて説明するまでもないかもしれませんが,KNOPPIXは,1枚のCD-ROMから起動することができるLinuxのディストリビューションです。これがなかったら,最終的にうまくデータを回収することができたかどうかわかりません。もしできたとしても,もっと時間と労力をかける必要があったでしょう。
KNOPPIXは,本当にすばらしいです。これを開発したKlaus Knopper氏に心から感謝したいと思います。
http://unit.aist.go.jp/itri/knoppix/
このKNOPPIXの日本語HPからKNOPPIX日本語版5.1.1CD(isoイメージ)をダウンロードして,これをCD-Rメディアに書き込みました。
このCDでPCをブートすれば,あっと言う間にLinuxマシンのできあがりです。
ここまでは比較的簡単でした。
ハードルを一つクリアです。
次は,LinkStaionに内蔵されているハードディスクをLinuxマシンに接続しなければなりません。
http://qa.buffalo.jp/eservice/esupport/consumer/esupport.asp?searchtype=normal&id=BUF16026
内蔵ハードディスクの交換方法が示されています。
それにしてもメーカのHPにこんな作業手順が書いてあるなんてちょっと驚きです。
まるでユーザが交換しなければならないケースが多いみたいです(笑
ハードディスクを取り出してみると,インターフェースはシリアルATAです。
ここで困ったことが。
用意したPCにはシリアルATAインターフェースがありません。
そこで,シリアルATA→USB変換アダプタを購入することにしました。
KNOPPIXがUSB機器を認識してくれるのか一抹の不安がありましたが,仕方ありません。
何がよいのかわかりませんでしたので,勘を頼りに,グリーンハウスのIDE/SATA⇔USB2.0変換ケーブルを購入しました。
http://www.green-house.co.jp/products/storage/adapter/ushd-idesa/index.html
この変換ケーブルを用いて,LinkStaionから取り出したハードディスクとPCとを接続してKNOPPIXを立ち上げると,デスクトップ上にUSB接続されたハードディスクを示すアイコンが表示されました。
KNOPPIXは,ターゲットのハードディスクを難なく認識しました。
これで問題解決か
しかし,甘くはありませんでした
そのアイコンをクリックすると,「マウントできません」とのエラーメッセージが表示され,ハードディスク内を見ることはできませんでした。
それから再びインターネット上から有用な情報を集める作業に取りかかりました。